大きなレントゲンをとる理由(パノラマ)

ご挨拶

こんにちは。泉ヶ丘ニコニコ歯科の東和田です。地域に密着し、泉ヶ丘のお口の健康をサポートしていく歯医者を目指して頑張ります。どうぞよろしくお願いします。泉ヶ丘ニコニコ歯科は土曜、日曜診療18時まで受付しております。お気軽にご連絡ください。泉ヶ丘駅のりそな銀行の横です。

パノラマレントゲンを取る理由(↓のレントゲンがパノラマ)

①子供の場合

乳歯は上下合わせて20本。永久歯は親知らずを除いて28本あり、このうち20本は乳歯に代わって生えてきます。『歯胚』と呼ばれる永久歯のあかちゃんみたいなもの骨の中で形成され、これが育って歯ぐきの表面に顔を出してきます。ところが『歯胚』がもともと作られず、永久歯が生えてこない場合があります。この現象が『先天性欠如』です。最近の統計では大体10%くらいは先天性欠如があるといわれております。これは生まれつきなものなので、なかったら永久に歯は生えてきません。それは仕方のないことですが、大人の歯がない場合は子供の歯を使っていく場合が多いので、より一層予防に注意しないといけません。私の場合は、6歳くらいではむしばの問題がなくても一度パノラマをとって先天性欠如がないか確認しております。

②おとなの場合

おとなの場合はほぼ、むし歯、歯周病の診断で使用します。まれに重大な疾患も患者さんが気づかない場合でも確認できることもあります。目で見て確実なむし歯は治療すれば大丈夫ですが、わかりにくいところに隠れているむし歯もあります。そういったものを見逃さないためにもとらせてもらってます。

③最後に

前回のときにも書きましたが、レントゲンは患者さんに被爆させて情報を得るものです。できる限り最小の被爆で済ませておきたいところです。しかし、だからといって全くレントゲンを取らずに治療を進めていくのは、悪いものを見逃す可能性も否定できません。よってあまり撮影しないように治療はすすめますが、必要なところは必ずとって診断していくことが大事だと考えますのでそのあたりのご配慮よろしくおねがいします。

カテゴリー:お知らせ ,ブログ  投稿日:2017/04/07

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